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本を読んでの感想 2009年10月5日(Mon)

松下幸之助
「上に立つ人に伝えておきたいこと」読ませて頂きました。

明治・大正・昭和を生き抜き、世界的企業「Panasonic]を起業発展させてきた
幸之助さんに、三つ感慨深いことを感じました。

一つは、幼い時期に、家庭の事情から、親元を離れ丁稚奉公に出たことにより、
学問ではなく、実体験として「自分自身で生き抜くチカラ」をつけたことです。

二つは、ご本人が学問を修めることが出来なかったことを悲観せず、
出会った人たちを「自分より偉い」とたてて、敬うことが出来る心を
持っていたことです。

三つ目は、病弱であったが為に、思うように自分自ら動けないことを見切って、
「この男はやってくれるのではないか・・・」と直感した人を思い切って登用し、
その人の思うように仕事をさせ、でも、「最後は自分が責任を取る」という
「男気」を持った人だということです。


感想とはかけ離れてしまいますが、
「白物家電」・・・その他電化製品・・・
今家庭の中にある電化製品のほとんどを、幸之助さんは先見の目を持って考え
世の中に送り出してくれたおかげで、私たちはこんなに便利な生活を送ることが
出来るようになったことがわかりました。

しかも、私たち一般人が、電化製品を買えるようにする為に、
「水道哲学」なるものが幸之助さんの中にあり、「Panasonic」の社員の方々が
その考え方に共感し突き進んでくれたおかげで
今の文化生活があるということもわかりました。

企業は当然ながら利潤の追求を目的として活動をしているわけですが、
幸之助さんは自分が儲ける前に、国民に便利さと満足を与えた後、
堂々と利益を得られていることに皆が納得する「経営の神様」と言わしめる所以が
あるのではないかと思います。

もう一度、「上に立つ人に伝えておきたいこと」・・・この本をかみしめながら
読みたいと思います。


ハラボー
by hasune603 | 2009-10-05 19:28 | 日記


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